投稿者: 放浪者
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万世特攻平和祈念館
よろずに語り継がん
広大で美しい砂丘と松に囲まれた吹上浜
この地にかつて酷しく悲しい過去がありました
陸軍最後の特攻基地「万世飛行場」
「戦争とは」「祖国とは」
残された品々は、時代を超えて今に語りかけます平和への祈りを込めて
日本三大砂丘の吹上浜に、昭和19年の終わり頃、陸軍最後の飛行場が建設されました。
しかし、終戦間際のわずか4ヵ月しか使われなかったので『幻の特攻基地』といわれています。
そして、この万世特攻基地から、17歳の少年飛行兵を含め200人近い特攻隊員が、祖国を護るために沖縄に出撃していきました。
しかし、この世に書き残した遺書があります。
その「至純の心」を綴った『血書』や遺品の本物を二階に、一階には吹上浜沖から引き揚げられた日本にたった一機しか残っていない「零式三座水上偵察機」を展示してあります。
平和祈念館の外観は、少年飛行兵達が大空に憧れ、初めて飛んだ練習機「赤とんぼ」の複葉機を模し、大屋根に平和を祈る合掌をイメージした「複葉合掌型」になっています。
慰霊碑は、昭和47年に特攻隊の慰霊顕彰を目的に建立され、旧町名「万世」をも意味する「よろずに」を刻銘されています。住所:
鹿児島県南さつま市加世田高橋1955番地3電話・FAX:
(0993)52-3979開館日:
12月31日・1月1日を除く毎日開館時間:
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)入館料:
大人(高校生以上)個人300円・団体250円/子供(小・中学生)個人200円・団体150円
※上記料金は消費税を含んだお一人様の料金です。 -
藺牟田池
藺牟田池(いむたいけ)は、鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田にある直径約1キロメートルの火山湖です。
周囲を舟見岳(標高498.8m)、山王岳(491m)、片城山(508.8m)、遠見ヶ城(477m)、飯盛山(432m、藺牟田富士とも呼ばれる)などの山々に囲まれており、流入する大きな川はありません。
池水は池の東端から流出し後川内川、樋脇川を経て川内川に至ります。
湖沼形成サイクルの晩期に相当し、堆積物によって埋まりつつあります。池の色は、ウーレ水色標準14番を呈し茶褐色に濁っています。
水質は、pH6.8の酸性を示し、有機物を多く含んでいます。水面の北西側約3分の1は湿原になっており、泥炭の堆積物で形成された浮島が点在します。
泥炭の浮島を形成する湿原は寒冷地に多く見られますが、温暖な地域に存在する例は少なく、石炭の生成過程を知る資料としても貴重であることから1921年(大正10年)に「藺牟田池の泥炭形成植物群落」として日本国の天然記念物に指定されました。
周囲は、鹿児島県内有数の桜の名所です。 -
輝北天球館
輝北天球館(きほくてんきゅうかん)は、鹿児島県鹿屋市輝北町市成の輝北うわば公園内に所在する市立の天文台です。
鹿屋市に合併する前の旧輝北町が、環境庁(当時)の星空継続観察で四季連続日本一となったことを記念して、1995年(平成7年)8月10日にオープンさせました。
館の名前は、千葉県の男性が応募したものが選ばれています。当初は、町の外郭団体である輝北上場きほく上場公園管理公社が運営していましたが、2000年8月1日に財団法人輝北上場公園まちづくり公社へ移管しました。
また、2003年4月1日から、専従職員がそれまでの3名から館長のみの1名に削減されています。開館した1995年度は半年で約2万9000人が来館しましたが、1999年度には約1万1000人にまで減少しています。
「もうけ」を追求する施設ではなく、教育文化施設としての存在意義が求められている状況にあります。鉄筋コンクリート四階建て延べ床面積430平方メートルの建物に、鹿児島県で最大の65センチカセグレン式反射望遠鏡を備えています。
館自体が、標高約550 メートルの高地に設置されています。
建物は、ラグビーボールのような形をした空間が脇へ飛び出した特徴的な外観をしています。鹿児島県鹿屋市:輝北天球館のご案内
http://www.e-kanoya.net/htmbox/tenkyuukan/ -
内之浦宇宙空間観測所
内之浦宇宙空間観測所(うちのうらうちゅうくうかんかんそくしょ)は、日本の宇宙空間観測施設・ロケット打ち上げ施設です。
世界でも珍しい山地に立つロケット発射場です。内之浦宇宙空間観測所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設の一つで、科学観測用衛星の打ち上げと追跡・管制を行っています。
日本国内のロケット打ち上げ施設としては種子島宇宙センターと並ぶ存在です。
立地条件が市街地から離れ、物資輸送が便利で、東側が開け、国内で地表の自転速度が速い地域ということで、種子島とともに選ばれました。前身は文部省宇宙科学研究所(ISAS)付属の鹿児島宇宙空間観測所で、JAXA統合後に現在の名称に改められました。
秋田ロケット実験場に続く日本で2番目のロケット打ち上げ施設として1962年に起工され、1963年12月9日に開所されました。
旧名称の英略はKSCでケネディ宇宙センターと同じでした。
しかし、命名はこちらの方が先であるという経緯もあり、かつては元祖KSCを名乗っていました。日本最初の人工衛星である「おおすみ」(内之浦のある大隅半島にちなんで名づけられた)の打ち上げなど、ISASが独自に開発した固体燃料ロケットであるカッパ、ラムダ、ミューなどを用いての宇宙観測や技術試験、天文観測衛星・惑星探査機の打ち上げ、また、それらの追跡・管制を行っています。
内之浦では大型ロケットの打ち上げとしては世界的に珍しい傾斜発射を行うことを特徴としています。
これは、ロケットを早く海上に放出することで、万一事故が発生した場合の被害を少なくするためであります。JAXA|内之浦宇宙空間観測所
http://www.jaxa.jp/about/centers/usc/ -
池田湖
池田湖(いけだこ)は、鹿児島県の薩摩半島南東部にある直径約3.5km、周囲約15km、ほぼ円形のカルデラ湖で、九州最大の湖です。
湖面の標高は66m、深さは233mで、最深部は海抜-167mとなります。
湖底には直径約800m、湖底からの高さ約150mの湖底火山があります。
池田湖を含む窪地地形は池田カルデラと呼ばれています。
池田湖は古くは開聞の御池または神の御池と呼ばれており龍神伝説があります。約5500年前、阿多カルデラに関連した火山活動があり、合計約5km3の軽石や火山灰を噴出しました。
噴出物の抜けた後に地面が落ち込むことによって池田カルデラが形成され、カルデラの底に雨水が溜まることによって池田湖が形成されました。
ほぼ同時期に、山川湾、成川盆地、鰻池、池底、松ヶ窪などの地形も形成されており、これらの噴火口群とともに池田山川としてランクCの活火山に指定されています。開聞岳の噴出と池田湖の陥没が連動して起きたという俗説がありますが、地質学的観点では両者の活動時期に1000年以上の時間差があり、池田カルデラの大きさに見合う火山噴出物(池田湖テフラ)が周辺の地層に残されていることなどから、直接的な因果関係はないとされています。