鹿児島放浪記
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階段の入口にある「方柱四方梵字」は、昭和46年3月2日に指宿市指定文化財に指定されました。 この板碑には、東面に「摩利支天」、西面に「弥陀如来」、南面に「阿閃如来」、北面に「勢至菩薩」の梵字が、筆太刷目の刻調で刻まれています。 筆太刷目の刻調は、北薩栗野町に同型の板碑があることが知られています。 このことから、南北朝~室町時代にかけて、民衆の浄土への願生供養の風朝が南薩地方にも及んでいたことを物語る貴重なものとされています。